リーマンサット・プロジェクト4号機目の人工衛星「RSP-03」のプレMDRが、5/28(土)と6/4(土)に無事終了しました!

RSP-03プロジェクトでは、衛星開発の役割ごとに分かれた11の開発グループがそれぞれ知識情報の積み上げと共有、概念整理、設計をしてきました。PMチームでは、開発段階をフェーズに分けて作業内容を定義し、結果を審査・評価することで次フェーズへ進む判断を行いますが、「概念設計書」を作成し、ミッション定義審査(MDR:Mission Definition Review)を秋に行う予定です。MDRでは、概念検討段階でプロジェクト全体の構想・目的やミッションの内容を明確にし、その妥当性を外部の審査員も含めて評価します。

今回は、その事前審査として、外部審査員なし、MDRに向けた「概念設計書」を各系で作成し、「各系のミッション要求(ミッションの意義、達成基準)があり、それを説明しているか」「設計(必要な機能の検討)と試験(検証すべきもの)があるかどうか」を確認しあいました。

今までのプロジェクトでは、週末の一日にメンバーが一同に集まり、朝から夜までの一日かけて1回で行っていたようですが、RSP-03プロジェクトはオンラインメンバーによる参加も多いため、2日にわけて半日ずつ行いました。

プロジェクトマネージャー(PM)の全体概要説明から、各系代表者が概念設計書をもとに順次説明を行いました。オフライン会場およびオンラインメンバーから活発な質疑応答やコメントが飛び交い、緊張感がありながらも時には笑いも沸き起こるという雰囲気で進み、改めて一つの人工衛星を製作するための体系的な総点検とチーム力を確認できました。

次は、今回のPMDRを踏まえて、各系の設計書にぬけもれを他の系との連携しながら設計しなおし、MDRにむけて外部に明確に説明できる内容、粒度をそろえていきます。

開発系によっては、すでにBBM(Bread Board Model:試作モデル)を製作しているところもあるため、次の審査会ではミッション要求のみならず、システム要求など衛星全体や各系について検証・検討を行う、より衛星設計について深堀した審査会になる予定です。

まだまだ開発フェーズとしては初期段階の「RSP-03」ですが、いよいよ「ものづくり」に一歩踏み出しました。ぜひ、「RSP-03」開発にご参加ください!

参加する


【この記事を書いたメンバー】

Sahoko Kito
超小型人工衛星RSP-03プロジェクト プロジェクト・マネージャー
趣味は宇宙開発、宇宙技術広報、星空案内、美味礼賛。7つの海を渡るのが夢。


他にこんな記事も読まれています
RSP-03の信頼性確保に向けたX線試験トライアル リーマンサットRSP-03開発メンバーのMです。 私は主に人工衛星のハードウェア開発を担当しています。 リーマンサットで開発する人工衛星は、宇宙空間でも...
#工場活動日記@RSP-03(2022年9月) 「#工場活動日記」は、超小型衛星RSP-03チームの「工場」での活動備忘録です。 「工場」とは、リーマンサットが借りている町工場の一室で、開発スペースのこと。...
#工場活動日記@RSP-03(2022年11~12月) 「#工場活動日記」は、超小型衛星RSP-03チームの「工場」での活動備忘録です。 「工場」とは、リーマンサットが借りている町工場の一室で、開発スペースのこと。...