こんにちは、リーマンサット 広報部 技術広報課&名古屋支部の横山です!
私は昨年末にリーマンサットに加入したばかりで、今回が初めての投稿記事になります。本題に入る前に簡単な自己紹介と本交流会が実現した背景を説明させていただきます!

私は愛知県に住んでいて、普段は電気自動車の回路エンジニアをしています。
もともと宇宙開発に興味があり、週末とかに趣味で宇宙開発できないかな〜とインターネットで情報を探していたところ、タイミングよくPD AeroSpace(以下, PDAS)さんがボランティア(通称:宇宙ハウス)を募集していました。

PDASは愛知県碧南市に開発拠点を置く、有人宇宙飛行機(スペースプレーン)を開発しているベンチャー企業です。(左図:PDAS宇宙機:ペガサス)
高度110kmサブオービタル宇宙旅行の商業運航開始(2024年5月予定)を目指して、宇宙機の開発を行っています。(右図:サブオービタル宇宙旅行概要)
詳しくは下記ホームページをご覧ください!
※PDASのホームページ: https://pdas.co.jp/index.html
※事業内容:https://pdas.co.jp/documents/PDAS_Company_Outline.pdf
※宇宙ハウス概要:https://pdas.co.jp/probono.html
※ふるさと納税もやっています!:https://www.furusato-tax.jp/gcf/284

出典:PDエアロスペース株式会社

出典:PDエアロスペース株式会社

PDASの宇宙ハウスの募集要項を見て、ここだ!!と思い応募したところ無事採用いただき、現在は宇宙ハウスの第4期メンバーとして企画渉外グループに所属し、宇宙ハウスのブランディングのお手伝いをさせてもらっています。

リーマンサットに加入したのは、宇宙ハウスメンバーになった後になります。東京にはプライベートで頻繁に通っておりリーマンサットのことも知っていました。リーマンサットのブログを見て楽しそうだなーと思い月1回開催される定例会に参加させていただいたところ、やっぱり楽しかったので両方を掛け持ちさせてもらっています(笑)
定例会でリーマンサット創設者の一人の大谷さんからPDASと交流したいという話を聞いていたので、PDASに掛け合ったところ快諾いただけたので今回の交流会が実現しました!それでは本交流会の様子をお届けいたします。

2/15(土) 朝の名古屋駅にリーマンサットメンバーが集合。僕以外のリーマンサットメンバーは東京から新幹線で名古屋まで来てくれました!今回お邪魔させていただくPDAS R&Dセンターは名古屋駅から車で約1時間のところにあります。途中休憩を挟みながら安全運転で現地へ向かいます。

名古屋駅からPDASまでのルート
※休憩途中の1枚。完全に見た目は漁師です、これから宇宙交流会をするようにはとても見えない(笑)

※PDAS R&Dセンターに到着!!記念に1枚パシャリ。

宇宙交流会ではPDAS CSO 徳長さん、企画渉外担当 尾嶌さん、小松さん、宇宙機運用担当 国松さん、そして宇宙ハウスメンバーやインターン生の方々にご出席いただきました。PDASからは現状の宇宙機の開発状況/技術情報、 また宇宙ハウスの設立趣意などを説明いただきました。
リーマンサットからも設立趣意や、現在立ち上がっているプロジェクト/サークルの情報を共有させていただきました。PDASからは、趣味のサークルなのに700名程度メンバーが集まっていてスゴいですね!というお褒めの言葉をいただきました!約2.5時間にわたって意見交換会を実施しました。

 

宇宙交流会の後は、設計現場/工場見学をさせていただきました。
緒川社長が設計現場の様子からパルスデトネーションエンジンの機能/実験設備の説明まで担当してくれました。

出典:PDエアロスペース株式会社

PDASの最大の特徴はジェットエンジンとロケットエンジン両方の機能を持つ燃焼モード切替エンジンになります。
地上から高度15kmまで飛行する時は空気が存在しているので、機体に搭載された燃料を空気で燃焼させるジェット燃焼モードで推力を得て飛行します。それ以上の高度に入ると空気が薄くなってしまい燃料の燃焼が空気ではできません。そのため機体に搭載された酸化剤と燃料を燃焼させるロケット燃焼モードに切り替えることで、推力を得て宇宙空間まで飛行することができます。

PDASが提供しようとしている宇宙旅行では、眼下に地球を望みながらの無重量状態を約5分間体験できる予定です。
地上に戻ってくる際に、ジェット燃焼モードに切替/上空を飛行することができるので、万が一の緊急事態(悪天候、飛行場が空いていない)になった場合でも、上空で一時待機したりダイバード(他の飛行場に着陸)することができるので安全性に優れています。
ロケットエンジンは宇宙空間に飛び立つ推力を得るために採用された技術であり、推力制御が難しく、上空を飛行するのに適していません。そのためロケットエンジンしか持たない機体だと、離着陸時のアボート(ミッション中止)が難しかったり、地上に戻ってくる際に滑空(エンジンの推力がなく、地面に対して一定の角度で降下)しないといけないため、専用の滑走路(約4,000m)が必要になり建設/運用コストに課題が出てきてしまいます。
しかしPDASの場合だと、ジェットエンジン機能を持っているため、離着陸時に既存の飛行場の滑走路を利用することができるので、専用の飛行場を建設/運用するといったコストが不要になるのも強みです。

燃焼モード切替エンジンの試験ラボ。雨天でもエンジン試験ができるように専用の試験ラボでエンジンのテストを行っています。

 

PDASの作業現場になります。碧南市役所の方々がPDASのために場所を見つけてくださったそうです。あらゆる機械道具や専用機材が揃っています。モノづくりをするエンジニアにとって、試験設備や評価サンプルを作るには広い作業スペースが必要不可欠です。都内だとなかなかこれだけのスペースが見つからないので何とも羨ましい作業現場。

 

パルスデトネーションエンジンを天に掲げる、リーマンサットメンバーの大谷さん(笑)
とっても嬉しそうなのが写真からでも伝わってきます!!

 

現場見学の後はリーマンサット名古屋支部のメンバーも合流して名古屋駅周辺で交流会です!PDASの皆様、楽しい時間をありがとうございました!
今後とも宜しくお願いいたします!

リーマンサット及びリーマンサット名古屋支部の活動に興味のある方、一緒に宇宙のことを話したい方、そして名古屋にお住まいの方、気軽にお声掛けください!

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あなたも一緒に、宇宙開発してみませんか?
リーマンサットメンバーの活動を下記にまとめました。ぜひご覧ください!
https://www.rymansat.com/join

 


 【この記事を書いたメンバー】

広報部 技術広報課&名古屋支部 横山 尚也(よこやま なおや)
PD AeroSpace 宇宙ハウス第4期メンバー、企画渉外担当。趣味は宇宙開発、国内外を旅すること、異業種交流会の企画、JAZZ喫茶、甘い物を食べること。


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