7月28日(日)、世界初の“人工星座”放出衛星「RSP-02」のミッション定義審査(MDR:Mission Definition Review)が行われました。

MDRとは、概念検討段階でプロジェクト全体の構想・目的やミッションの内容を明らかにし、その妥当性を評価するための審査会です。

プロジェクト運用にはさまざまな手法がありますが、リーマンサットではPPP(Phased Project Planning:段階的プロジェクト計画)を採用しています。高品質かつ確実に開発を進めるべくNASAがアポロ計画時代に開発した手法で、開発段階をフェーズに分けて作業内容を定義し、結果を審査・評価することで次フェーズへ進む判断を行います。

 

PM(プロジェクトマネージャー)の全体概要説明からスタートしたMDR。

各系(※)の代表者が、概念設計書をもとに説明を進めていきます。 午前10時15分から約2時間半にわたって活発な質疑応答やコメントが飛び交い、ときには議論も行われました。

※デザイン系、熱・構造系、姿勢制御系……などなど、機能ごとの集まりを“系”と呼んでいます。

 

「RSP−00」「RSP−01」の次世代機となる「RSP−02」はコードネーム“Project Orion”と名付けられており、夜空を代表するオリオン座のように「象徴的」で「憧れ」となることを目指しています。親である超小型衛星「RSP−02」から放出される子衛星群は、互いに連動しながら光り、人工星座を形作るのです。 概念設計書でも一貫して、この人工星座を実現するためのデザイン性、ストーリー性が謳われていました。 目前の課題や目標も大事ですが、長い道のりのプロジェクトを成功させるためには、ビジョンを共有し夢を叶えようとする一人ひとりの情熱も欠かせません。 世界初の試みも、挑戦的な課題も、できることを楽しく頑張る! という姿勢が随所に見られる審査会でした。

審査員の承認を経て、無事MDRを通過!

ミッションの実現性が認められた「RSP−02」プロジェクトは、次のフェーズに進みます。

ここからは、いよいよモノづくりがスタート。

BBM(Bread Board Model:試作モデル)を製作して衛星全体や各系について検証・検討を行い、次の審査会であるPDR(Preliminary Design Review:基本設計審査)を目指します。

MDRを通過したばかりの「RSP-02」チーム、やることが沢山あります。
あなたも一緒に、「RSP-02」開発してみませんか?
リーマンサットメンバーの活動を下記にまとめました。ぜひご覧ください!
https://www.rymansat.com/join

 

【この記事を書いたメンバー】

広報部 技術広報課 Akko.M
海外の宇宙科学番組が好きすぎて、偏った英語を習得中。スイーツと珈琲と星空図鑑があれば幸せな妄想家です。


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